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Beginner's Guide

モニュメント図鑑

「モニュメント」は、100年以上の歴史を持つ最も格式の高い5つのワンデーレース(クラシック)のこと。1日で決着するからこそ、やり直しのきかない一発勝負のドラマが生まれます。5つすべてを制した選手は史上3人しかいません。

🇮🇹 ミラノ〜サンレモ

Milano–Sanremo

開催
3月中旬
初開催
1907
距離
約290km(ワンデー最長)
獲得標高
約2,100m
長い平坦の末、終盤のチプレッサとポッジョで決着

通称: ラ・クラシチッシマ/ラ・プリマヴェーラ(春)

約300km・7時間近くを走る、最長のクラシック。6時間以上の我慢比べの末、終盤のチプレッサとポッジョという2つの小さな丘とその下りで一気に勝負が決まります。スプリンターがモニュメントを獲れる数少ないチャンスでもあります。

🇧🇪 ロンド・ファン・フラーンデレン

Ronde van Vlaanderen(ツール・デ・フランドル)

開催
4月上旬
初開催
1913
距離
約270km
獲得標高
約2,300m
後半に石畳の激坂「ヘリング」が連続

通称: ロンド

石畳の激坂「ヘリング」を次々と駆け上がる、ベルギーの国民的レース。開催日は国中が止まると言われるほどのお祭りです。パワー、テクニック、位置取りのすべてが要求される、クラシック界の総合格闘技。

🇫🇷 パリ〜ルーベ

Paris–Roubaix

開催
4月中旬
初開催
1896
距離
約260km(うち石畳 約55km)
獲得標高
約1,000m
ほぼ平坦——勝負を分けるのは標高ではなく石畳

通称: 北の地獄/クラシックの女王

50km以上の荒れたパヴェ(石畳)を越え、ルーベの自転車競技場にゴールする最も過酷なワンデーレース。泥、パンク、落車が続出し、完走するだけでも勲章。勝者には石畳を模したトロフィーが贈られます。

🇧🇪 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

Liège–Bastogne–Liège

開催
4月下旬
初開催
1892
距離
約250km
獲得標高
約4,000m
アルデンヌの登りが絶え間なく続く消耗戦

通称: ラ・ドワイエンヌ(最年長)

1892年から続く、現存する最古のクラシック。アルデンヌの森の登りが絶え間なく続くタフなコースで、クライマーやパンチャー向き。グランツールを狙う総合系のスターたちも本気で勝ちに来る一戦です。

🇮🇹 イル・ロンバルディア

Il Lombardia

開催
10月上旬
初開催
1905
距離
約250km
獲得標高
約4,500m
本格的な山岳が連続するクライマーの祭典

通称: 落ち葉のクラシック

紅葉のロンバルディア地方・コモ湖周辺で行われる、シーズン最後のモニュメント。サイクリストの守護聖堂「ギザッロの聖母教会」への登りが象徴です。1年の締めくくりにふさわしい、静かで美しいクライマーの祭典。

※ 距離・獲得標高は近年の開催実績に基づく目安です。コースと断面図のかたちは年によって変わります。

3週間のステージレースの最高峰はグランツール図鑑へ。石畳(パヴェ)などの用語は用語集をどうぞ。